楽器演奏・音楽を思う存分楽しみたくて悪あがきするサマ

「Live Report#2 Ai Kuwabara with Steve Gadd & Will Lee at Billboad Live Osaka」

2017/06/28
 
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人生悪あがき中

どうもTenohilamp(@Tenohilamp)です。

 

Billboard Live Osakaで、

Ai Kuwabara with Steve Gadd & Will Leeのライブを観てきた。

 

笑顔に溢れた良いライブだったので、

簡単にですがレポートしてみたいと思う。

 

Ai Kuwabara with Steve Gadd & Will Lee

Ai Kuwabara(Piano)

Will Lee(Ba)

Steve Gadd(Dr)

 

結成に至った経緯は動画の中で桑原あい本人が語っている通り。

性根がねじくれていると、大人の力が働いたのかしらと勘ぐってしまうけれど、

今日のライブを見てからだと、彼女が積み上げてきたものを見た上で、

大御所たちが一緒にやろうという気になったのだと思う。

 

今年の2月に発売された「Somehow, Someday, Somewhere」は、

発売当初にタワレコで発見していて、

意外とシンプルなアレンジだったこともあり、

気になってはいたけれど、

金欠によりしばらく放置していた。

 

しかし、今回Steve Gaddが見られる機会が巡ってきたという情報を聞きつけ、

急いでiTunesでアルバムを買って、備えることに。

(ドラムを始めてから、Steve Gaddのファンなので)

 

シンプルで、飽きずに何回でも聴けるアルバムだと思うので、

良かったら聴いてみて欲しい。

 

■Billboad Live Osaka

Billboard Live Osakaは今回初めて。

中央のテーブル席は、椅子の間が近めで、

東京のBlue Noteと似た印象。

終わってから知ったのだけれど、前はBlue Noteだったそうな。

 

自由席だったけれど、整理券番号順の入場(普通なのだろうか)

運良くドラム近くの前の方に座ることが出来たので、

セッティングを眺め、想像以上に椅子が低いことに慄いたりしながら、

約1時間ゆっくりと待つ。

 

待っている間にお酒や食事も楽しめるので、色々頼んでみるのも良い。

往々にして高いけれども。

今回は、ハイボールとフライドポテトの盛り合わせを頼んで、

約1,900円でした。

 

■本編

そんなこんなしている内に、本編が始まる。

 

前の方だったので、すぐ目の前を通っていくのだけれど、

それだけでテンションが上がりっぱなし。

 

本編は当然「Somehow, Someday, Somewhere」の曲を演奏する訳だけれど、

1曲目の「Somehow It’s Been a Rough Day」こそ、

緊張からか硬さが見られたけれど、

2曲目以降は本当に楽しそうに演奏していた。

 

動画で言っていたことは、MCでもほぼ同じ内容を言っていたけれど、

憧れのヒーロー達と一緒に夢のようなステージに立って、

凄く嬉しいということが伝わってきていた。

しかし、ピアノはそれ以上にアグレッシブだったし、

変な表現だけれど、きちんと桑原あいがメインのライブだった。

 

アンコールでBob Dylanの曲をやるところまで(Will Leeが歌っていた)、

終始楽しくて、熱狂的でさえあったと思う。

 

なんと、アンコール終わりはスタンディングオベーションだった。

 

■気になったところ

見ていて色々と興味深いことがあったので、メモ的にまとめておこう。

 

  1. 譜面台

Steve Gaddは普通の譜面台を使っていたのだけれど、

Will LeeはiPadを使っていた。

あれはテンポに合わせて画面が進むのだろうか。

 

  1. ベースの表現

ヴァイオリン奏法や、ボリュームノブを使った音符に合わせた自然な減衰、

プルっぽい弾き方など、曲中の場面ごとに色々な表現方法を使っていて、

目から鱗だった。

 

  1. ドラムの表現

これが一番見たかったところだけれど、ppとffの音量差がかなりあった。

だからこそメリハリが付くのだろうなぁ。

アクセントのリムショットは耳に痛いくらいだったけれど、

静かな場面でのブラシなんかは本当に撫でているだけだったもの。

 

ペダルのスプリングは、そこそこ強そうだったことと、

歩くように叩いていたこと、

ほぼマッチドグリップで叩いていたことも印象深い。

 

  1. メトロノーム

曲に入る前にカウントを声に出していたけれど、

Steve Gaddがカウントをする場合、

たまにメトロノームで確認してからカウントに入っていた。

あのレベルでもそういうことをするんだなという驚きがあった。

丁度良いテンポが体に刻み付けられていて、

自由自在なんだと勝手に思っていた。

 

  1. 2:1の法則

よく、3人集まると会話が2:1になるという話があるけれど、

トリオの演奏でも当てはまるのだなというのも初めて知った。

誰かがアドリブをしている時は当然なんだけれど、

なんてことの無い場面でも色々な組み合わせで2:1になっていて、

アレンジの極意を見た気がした。

 

 

今後が楽しみ

譜面台が使われていたことからも、

まだまだ馴染んだトリオという訳ではないと思うので、

もう2枚くらいアルバムを出すまで続けて欲しい。

 

個人的には今回ローズを使ったように、

このメンバーの中でオルガンやシンセを使っている曲も聴いてみたい。

 

それでは、今回はこの辺りで。

また、次回お会いできることを願って。

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