「振り返り ー 全パートコピーその5 ASIAN KUNG-FU GENERATION 振動覚」
どうもTenohilamp(@Tenohilamp)です。
昨日新しく動画を投稿しました。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの振動覚という曲を、
全パート+αでコピーしたものです。
ドラムを始めて、どうせなら全部やってみようと始めた全パートコピー練習ですが、
演奏動画自体初めてで(同時に撮っていたら録音が終わらない・・・)、
曲のMixなんかは大変でしたが、結果としては結構面白かったのですし、
色々と得るものも多かったですので、
ここはひとつ振り返りでもしてみようかと思います。
≪よかったこと探し≫
演奏や歌が下手であるだとか、
Mixがクソだの、映像がクソだの、
女子高生出せだの、
言い始めればきりがないので、
なるべく良かったことを探してみたいと思います。
■ドラム
何と言ってもドラムですよ。
この曲をやり始める前はかろうじて8ビートが形になるかな、
というくらいだったので、
良くなったことや初めて演奏したことが沢山あります。
- バスドラの16分2連打(ダブル)
- スネアの片手2連打
- テンポ180のシェイク、右手8ビート
- 4ビート
- タムが入ったフィルに慣れた
- オープンリムショット
- ハイハットのハーフオープンを綺麗に鳴らす
他にもバスドラを基にして組み立てるというように
意識が変わると安定度が変わるであるとか、
金物を柔らかく鳴らすと耳に痛くないであるとか、
気が付いたことも多いです。
■ベース
ベースについてはそんなにないですが、
長時間弾いていても両方の手首が痛くならない方法を見つけたことと、
指弾きで早いテンポについていけるようになったことはかなり大きいです。
特に1つ目は練習時間に思いっきり関わるのと、
楽して演奏するという信条に沿えているので、良い傾向です。
■ギター
リードギターを弾くことがほぼ無かったので、
これだけガッツリオクターブのフレーズを弾くことも無かったですが、
大分慣れた感はあります。
あとは単音を弾くのにもあまり緊張しなくなったかもしれません。
バッキングの方では、パワーコードを弾く場合に、
人差し指と薬指で弾いていたのですが、
Twitterでフォローさせていただいている方の演奏を参考に、
人差し指と小指に変えました。
移動や押さえるのが楽になったような気がします。
3本目のギターは最初全然違う感じで入れていたのですが、
音が潰れすぎていて全く使えなかったのと、
足してみたフレーズも曲に合っていなかったので、全ボツにして、
Mixの最中に録り直しました。
勿体無くて生かしておこうとしてしまうのですが、
そういう判断が出来たのは良かった気がします。
まぁ、イントロやアウトロなんかのフレーズのところと
サビと間奏しか弾いていませんし、
うっすら聞こえる程度にしかしていません。
■ボーカル
早くて高い曲でしたので、最初は途中でへばったりしていたのですが、
最後まで疲れて上がり切らないということもなくなったので、
その点は評価できましょう。
■Rec~Mix
今回最大の収穫と言ってもいいですが、
Cubaseでのミックスダウンの作業の際、
「オーディオエンジン出力」という箇所で、
モノラルかチャンネル分割かL/Rチャンネルかを選択できるのですが、
ステレオで出力する場合はどれも選ばなくて良いのです!!
Cubaseを使い始めたころは問題なく使えていたはずなのですが、
いつからかL/Rチャンネルを選ぶようになっていました・・・
いや、ステレオだからL/Rチャンネルだ!って思うじゃないですか・・・
2Mixで書きだした後に別プロジェクトで整えたりする訳なのですが、
音がどうもMix作業中と変わっているなと思っていたのですが、
そういう風になってしまうものなのだろうと諦めていたんですね。
本当に今回気が付いて良かった!
というか数年前の自分に教えてあげたい。
次回へ向けて
さて、反省点は勿論ありますが、
次回はこうしてみようというような点も挙げてみましょう。
■ドラム
相変わらずバスドラムの扱い方が苦手なので、そこを一番に克服したいのと、
ハイハットをもっと綺麗に鳴らせるようにしたい。
一番多く鳴らしている楽器ですし。
あとは、3本のオフマイクのみで録音するという、
グリン・ジョンズ方式に興味があります。
今回もオーバートップの音をメインにしていますし、
オンマイクの音があまり好きではないのかもしれません。
ポジション決めなど、とても難しそうですが。
■ベース
指弾きで芯のある音が出せるようになりたいなと思う反面、
早くて勢いの欲しい曲の場合は、素直にピックで弾こうと思いました。
その方が混ぜた時に恰好良くなると思うのです。
■ギター
これは完全に反省なのですが、
録音する時は、きちんと最終形をイメージしましょうということです。
ガッツリオンマイクの音で録ってしまったために、
Mixでイメージした通りにならずにかなり苦戦しました。
オーバーダビングする場合は、
歪みは単体で弾く時の80%でも十分すぎるということは勉強になりました。
歪まさない方が断然抜けてくるので。
■ボーカル
単純な歌唱力もそうですが、
マイキングはもっと勉強しなくてはいけないでしょう。
良い音で録れるようにしないと使えないので。
そして、引き続いての課題ですが、
音を取るだけでなくて、それ以上の部分の表現力をつけたいものです。
■Rec~Mix
まずは時間をかけすぎなので、半分以下にしたいです。
そして、ギターのところにも書きましたが、
完成形をイメージして録音とMix作業を行うのが、本当に大事だなと。
目的地がなければMixは終わりませんし、
後から目的地を定めても、録った音が全てなので、
どうにもできない場合が多いです。
フェーダーのピーク付近で録るのもやめようと思います。
取り込んだ後に結局DAW側で下げることになるので、意味ないなと。
あと、リファレンスとして聞いていた60年代のCDが音は小さいのに、
音が滅茶苦茶良くて、ボリュームを上げても耳に痛くないのが素晴らしいなと。
無理矢理音圧を稼ごうとするのもすっぱりやめることにします。
さてさて長くなってしまいましたので、
今回はこの辺りで。
また、次回お会いできることを願って。