「Roland JC120のインプットについて」
どうもTenohilamp(@Tenohilamp)です。
RolandのJC120といえば、
日本のスタジオやライブハウスに置いてある定番のアンプです。
定番なのに使いこなすのが難しいという評判の方が多い気がするあいつ。
好きな人もいるので、単に求めている音にハマる確率が低いだけという気もしますが、
今回はこのJC120のインプットについてです。
4種類のインプット
■1ch/2ch
JC120のインプットは4箇所あります。
1chのHighとLow、2chのHighとLowです。
1chと2chの違いは、リバーブ、コーラス/ビブラート、
ディストーションが使えるかどうかの違いと思います。
(音が違うというような話もあるみたいですがよく分かりません)
自分の場合は、とりあえず2chに入れて、
ディストーションをカチッと音がするだけ上げる(ONにしただけ)ようにして使っていました。
少しだけ太くなる気がしていたので。
■High/Low
さて、するとあとはHighとLowが残るのですが、
この違いが正直よく分かっていませんでした。
Lowに入れた方がボリューム幅を取れるくらいの理由でLowに入れていましたが、
ある時TwitterでこのHighとLowの違いについての呟きを見かけ、
きちんと調べてみることに。
ネットで調べてみると、ゲイン量が違う、インピーダンスが違うなど、
色々出てきてよく分からない。
だったら、公式の取説を確認してみようとPDFをDLしてみると、
「通常はHigh、特に出力の大きなギターはLowに接続します」
とだけしか書いていません。
分かるか。
また、取説の入力インピーダンス欄には680kΩとだけ記載があります。
片方っ!!
間違っても入力インピーダンスより高い状態で突っ込みたくなかったので、
具体的な値を知りたかったのですが、
結局よく分からなかったので、
Rolandへ問い合わせてみました。
すると、あっさり分かりましたよ。
■Rolandからの回答
回答としては、
(あくまで2018年3月時点で最新機種の場合という断り付きで)
HighとLowの違いは入力インピーダンスの違いで、
具体的には、以下のような値とのこと。
High: 680kΩ
Low: 100kΩ
何で片方しか記載しないのかも聞いてみたのですが、
単に最大値を記載しているだけで、
それ以下のものを接続してくれという意味だそうです。
正確には
「なお、JC-120 の入力インピーダンスに記載されている「680 kΩ」は
いちばん大きい値のインピーダンス(ハイ・インピーダンス)です。
※ インピーダンスが小さい数値(ロー・インピーダンス)の出力を、
それより大きな数値のインピーダンスの入力に接続するのが一般的なため、
ハイ・インピーダンスを記載しています。
(出力インピーダンスが 680 kΩ より小さい数値のものを接続してくださいという意味です。)」
という回答でした。
機材間の接続はハイ受け、ロー出しが基本とよく言われています。
逆になると音量が下がったり、高音が削れてしまうそう。
これに則ると、例えばBOSSのエフェクターを通した後は
出力インピーダンスが1kΩ〜10kΩなので、Lowに入れればOKなようです。
この時は別にHighに入れても良いそうですが、
入力インピーダンスが大きすぎてもノイズの原因になるようなので、
Lowに入れておく方が無難です。
逆に直接接続する場合、
ギターの出力インピーダンスは250kΩとかだった気がするので、
Highに入れた方が良いということになります。
まぁ、Lowに入れた音の方が好きだったら
Lowに入れても良いんじゃないかとは思います。
(自己責任でよろしくお願いします)
それでは、今回はこの辺りで。
また、次回お会いできることを願って。
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[…] これをツイッターで見かけた時に思い出したのが、こちらのブログでした。→「Roland JC120のインプットについて」 […]