「なぜ楽譜が六線譜でないのか知りたい」
どうもTenohilamp(@Tenohilamp)です。
今回はタイトルで話は終わりなのですが、
何故、楽譜が五線譜で書かれるのかについて、
考えてみたいと思います。
先に言っておきますが、結論は出ません。
むしろ知っている人がいたら教えてください。
大譜表
皆さんは大譜表というものをご存知でしょうか。
こういうやつですね。
センターのドの音を基準に上下に分かれていて、
高音の方にはト音記号、低音の方にはヘ音記号が書かれています。
高音部と低音部では、同じ位置でも音名が異なります。
例えば、一番下の線に重なっている音符の場合、
ト音記号だとミの音ですが、ヘ音記号だとソの音になります。
つまり、両方読もうと思ったら、
それぞれの音符の読み方を覚えなければならないということです。
■六線譜
ピアノを始めてから、
楽譜の読み方も勉強し始めたのですが、最初につまずいたのが、
高音と低音で同じ位置でも音名がちがっていることでした。
当時は、低音の楽譜になじみが全くなかったので、
いちから覚える必要があるのかとげんなりしましたが、
ある程度読めるようになってきた時にふと気が付いたのです。
上と下に1本ずつ線を足せば、高音部も低音部も同じになるのでは?
センターのドの音を中心に上下対象になるので、美しいし、
単純に分かりやすくなる。
こうなってくると、なぜ六線譜でなく五線譜になっているのかが気になりだしました。
そもそもなぜ五線譜なのか。
色々調べてみましたが、これだというものは分からなかったので、
仮説を立ててみたいと思います。
■仮説1:強調したい音を端に
楽譜の中間の辺りに書かれている音よりも、
端に書かれている音の方が、パッと見でわかりやすい。
ト音記号の場合はE~F、ヘ音記号の場合はG~Aが端になりますが、
その辺りの音を強調したい曲が書かれることが多かったという説です。
高音と低音で協調したい音が違うという話は、
あまり納得感がないので、無理筋かなと思っていますが、
オーケストラで使われるような楽器だとどうなのかが分からないので、
吹奏楽をやっていた人の意見も聞いてみたいです。
■仮説2:資源の節約
六線譜だと無駄な線を書かなければならなくなり、
紙とインクと手間がかかります。
それらを節約するために五線譜になっているのではないかと。
これはまぁ、ありそうな理由と思います。
■仮説3:使用頻度が低い
五線譜の範囲を超えて音符を書く場合、加線を引くのですが、
六線譜の場合は、常に一本加線が引かれている状態になります。
オーケストラの楽譜を1枚の紙に収めるためには、
結構大変なんじゃないかと思うのだけれど、
だからこそ、加線が必要な音域の使用頻度が低いとすると、
線は1本でも少ない方が良いという話になる。
情報求ム
というように、想像が広がるのですが、
実際のところは分かりません。
音楽史を勉強されている方や、
音楽の現場で楽譜を扱う方の意見も聞いてみたい話です。
それでは、今回はこの辺りで。
また、次回お会いできることを願って。